2007年02月03日

ドイツにおけるマンガ(3):品揃えは、どうなっているのか?

 では、Mangaが販売されているそれぞれの場所で、品揃えはどうなっているのだろうか。先の記事の分類でいえば、専門店が相当の充実度であるのは当然のことだが、一般書店や駅売店も見過ごせない充実度である。

 一般書店でも駅売店でも、例えばNARUTOやワンピース等の(現地でも)人気作品は半分以上の巻が置いてあるし、それに加えて一騎当千やローゼンメイデン等のややマニアックな作品群も当たり前に陳列されている(但し、こちらは最新刊だけ、という場合もあるが)。とくに駅売店の品揃えは、日本の駅のコンビニやキオスクでは最新刊と若干の廉価版が置いてあるだけなのに対して、いわば「本国」を凌駕していると言ってもよい。

 ところで、駅売店で売られているMangaのセレクションについて、筆者には気になることがある。このような場所では、通勤客や旅行客を含めマンガに余り入れ込んでいない客にも、しかも限定された面積で商売をせねばならない以上、陳列する作品にも自然としぼりがかかって来ようはずである。事実、常に置かれているのは、NARUTOやワンピースといった(現地でも有名な?)作品である。

 しかしここでもう1つ、ほとんどのキオスクで全巻が売られているマンガがある:《ふたりエッチ》である[ドイツ語版の表題は「THE MANGA LOVE STORY」]。毎回毎回読者にナイトライフの技法を啓蒙し続けるこのマンガが、そもそもドイツで訳されているというのが驚きだが、それがどういうわけか、どこのキオスクにも陳列されている。しかも全巻NARUTOとかと同じ棚で

IMG_2287.JPG
* ゲッチンゲン中央駅のキオスクにて撮影。NARUTOの隣にふたりエッチ。(クリックで拡大)

 一体、ドイツ人は何を思って《ふたりエッチ》をそこまでプッシュするのだろうか。エロ本と同じ感覚で読む人でもいるのかと思ったが、そういう様子もない。ともかく、どこのキオスクでも売られていて、めくるたびに、主人公の若夫婦があの手この手で馬鍬っている。その理由は結局、旅行が終わるまで分からなかったが、ゆるぎない印象が私の中に残っている。

 ドイツは今、確実に、始まっていると思う。
posted by Ho_Renomo at 00:00 | TrackBack(0) | ドイツにおけるマンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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